6.発達と知的の共通と相違

  1. 目次
  2. 1.自閉スペクトラム症(ASD) 2.注意欠如・多動症(ADHD) 3.(限局性)学習症 / 学習障害(LD) 4.その他の発達障害 5.発達障害の診断 6.発達と知的の共通と相違 7.発達と精神の共通と相違(二次障害) 8.発達障害とPTSDの関連性
 以上で発達障害を記載しましたが、私大宮 樹は20年以上付き合いのある知的障害の友人がいます。おかげで他の知的障害者との付き合い方に慣れてしまったものです。私が15年以上前に研究していたなかで、発達障害は、知的障害の一部または全体的に分岐しているものと考えたことがありました。もし興味がありましたら、メールにてお問い合わせ頂けると幸いです。
 ここでは、私大宮 樹が当事者経験として、掲載させていただきました。

自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害の共通と相違点

事象 自閉スペクトラム症(ASD) 知的障害
こだわりの強さ 限定的 全体的
興味や趣味の激しい強弱 または関心・無関心 普通(発達障害ではない人は少ない) 極端
一人ひとりのプライドや仕事・生活スタイルの不一致 少ない 多い

 

注意欠如・多動症(ADHD)(ASD併せての場合もあり)と知的障害の共通と相違点

事象 注意欠如・多動性(ADHD) ADHD + ASD 知的障害
言動の大きさ 比較的に少ない 予期せぬことが多い 全体的に多い

(限局性)学習症 / 学習障害(LD)と知的障害の共通と相違点

言動 学習障害 知的障害
特定の得手と不得手 得意・苦手が存在している できる・できないが存在している
専門用語で話す・書く 限定的 全体的
文章の接続詞と的確な発信性 困難 不可能

 詳しく見ていくと、発達障害と知的障害は等しいものではないと理解できたのではないでしょうか。

5. 発達障害の診断 発達障害とは? 7. 発達と精神の共通と相違(二次障害)