大宮 樹の自己紹介 04.当事者が当事者のための活動
活動の主軸となる居場所の会ですが、私が発達障害の自助企画を奈良県で始めようとした2020年、新型コロナが流行していました。
当事者が当事者のための活動と言うのは様々で、当時就労移行支援事業所を利用していた私が、月1回(月末の平日)にある振り返りで、七夕に願い事を書くならの質問で、「障害者と健常者が幸せになれる発明家」と書いたことでした。それは障害という理由で抵抗や嫌うことにより、偏見している人が多くなっていることと、加えて人間それぞれの環境によって、場合によれば家庭や学校、社会で暴力やいじめ、差別を経験した人が蓄積された環境が続き、心理的に手を汚すいわゆる犯罪や自殺が増えていき、いずれ来るだろう社会秩序による弱者社会の段階的崩壊でした。
簡単に言うと、福利厚生や社会福祉の基である民主主義が、社会主義で独裁者が居座わるようになった時点で、立ち直すことができなくなるから怖いということです。だが、ほとんどの人は愚か私でさえ、当時その質問回答が現実へと傾き始めたために、「障害を持っている人と持っていない人が共に暮らせる社会を創ろう」と決断し、障害を持つ人が社会で活躍していることに対し、障害を持っていない人はその障害を持つ人の活躍を見て立っているのではなく、助けたり活躍したりという前進を踏んでともに歩む世界にするには、障害有無問わず偏見や人を見下すような壁を作らず、最低でも健常者と同じくらいの責任を持てるように挑戦し、社会で継続して努めていることを世間に見せることだと、私は発達障害の当事者の自助グループというキーワードに辿り着くのです。
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